クイーンニーナは、広島県立農業技術指導所果樹試験場安芸津支場(現・農研機構)が「安芸津20号」と「安芸クイーン」を交配し、2011年に品種登録した赤色系の大粒ぶどうです。平均糖度21度程度と非常に高糖度で、巨峰やピオーネより酸味が低いのが特徴です。
系譜(交配親)は?
クイーンニーナの母親は「安芸津20号」、父親は「安芸クイーン」です。安芸津20号自体も交配品種で、「紅瑞宝」と「白峰」を交配して育成されました。1992年に交配され、2011年に品種登録されています。ここまで紹介したシャインマスカット・巨峰・ピオーネとは異なる系統から育成された品種で、直接の親子関係はありません。系譜の比較は品種図鑑にまとめています。
データ:糖度・酸味・食感・栽培特性
- 糖度: 平均21度程度
- 酸味: 巨峰・ピオーネより低め
- 食感: かみ切りやすい硬い肉質
- 粒の大きさ: 約17g
- 旬(収穫時期): 8月下旬〜9月上旬
- その他: ジベレリン処理により種なし栽培が可能。大粒の赤色系品種としては栽培面積が全国2位規模(長野・山梨・愛知が主産地)
個人の視点
果肉感が強く食べ応えがあり、味の面でも気に入っている品種です。研修先でも「クイーンニーナはないか」と聞かれることが増えていて、人気が上がってきている実感があります。また研修先の様子を見ている限りでは耐病性も比較的あるように感じていますが、これは自分で確かめたわけではなく、あくまで観察を通じた印象です。
